#34 ハムストリングス

 

こんにちは。

ヨガインストラクターのuriです。


今回のテーマは「ハムストリングス」です。

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◻️下肢の主な筋肉

ハムストリングスは、半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋の総称です。骨盤から膝後ろまで付着しています。(二関節筋)

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主な作用

⚫︎股関節を後ろに引く(伸展)

⚫︎骨盤を前傾させる

⚫︎膝を曲げること

⚫︎歩行時に膝関節の伸展をコントロール

  

◻️下肢の様々なケガ

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引用元:www.jossm.or.jp/series/flie/005.pdf


大腿部の表側にある四頭筋に比べ、ハムストリングスの筋力が弱いと、肉離れを起こしやすくなります。


座る際に猫背になりがちであったり、浅く腰掛けるクセのある方は、ハムストリングスが短く縮み、硬直しやすくなるようです。


ここで余談ですが、座位における「テコの原理」の観点から、効率の良い座り方を考えてみました。私たちの身体は、重力に対して無意識にこの「テコの原理」を使っています。

 

これらの力点・支点・作用点のバランスが取れていると、筋の収縮力を効率よく最大限に活かせている状態といえます。


座位の場合は、頭の重み(重力)が「作用点」、脊柱起立筋と骨盤が「支点」、そして重力に拮抗する腹圧が「力点」といえる、と考えます。


そしてその腹圧を効率よく最大限に活用するには、腸腰筋やハムストリングスの活性化が必要だと思います。


◻️ハムストリングスの評価

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アルダウッタナーサナ(半分の前屈)です。これは脊柱起立筋の柔軟性も関連しますが、同時にハムストリングスの柔軟性評価に最適です。


尾てい骨を天井方向に突き出すイメージで腿裏を伸ばすと、より効果を感じられます!


骨盤と連動するハムストリングス。腰や膝に影響する部位ですので、日頃からほぐし鍛えておきたいですね。