#52 左右のゆがみ

 

こんにちは。
ヨガインストラクターのuriです。

 

今回のテーマは「左右のゆがみ」です。

 

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◻️各ポーズからみる「左右のゆがみ」

戦士のポーズⅢでみる「左右のゆがみ」
片方を軸脚にしてバランスをとる戦士のポーズⅢは、左右脚の筋力差や柔軟性の違いが顕著に現れます。

 

私の場合は、右脚を軸にした時は左側へ倒れ、左脚を軸にした時は左側へ倒れることが多くありました。左右どちらを軸脚にしても「左側に倒れてしまう」ということです。

 

>右脚が軸の際は「右足小指で踏ん張る力が弱い」
最初に「右側臀部の柔軟性&筋力低下」を疑いました。イコール「臀部外旋筋がうまく作用していない」ので、小指側が浮きやすくなり、親指側に倒れこむというメカニズム、そのため左側に倒れるようにバランスを崩すのではないかと思います。

 

さらにこの「臀部外旋筋がうまく作用していない」という状態は「股関節の内旋」を招きます。それを強めた一因として「内転筋の筋力低下」も考えられます。筋力のバランスが「内転筋(内もも)<大腿筋膜張筋(外もも)」となり、脚全体が外もも側に引っ張られるのでは、と考えます。

 

>左脚が軸の際は「左親指で踏ん張る力が弱い」
上記の通り「右側の臀部外旋筋がうまく作用していない」ということは、右股関節の内旋が強いということになります。そのため、左脚を軸にしたときに、右股関節が左側へ倒れこみがちになるのではないかと考えます。


同時に、持ち上げた右膝が外に向いてしまうので、意識的に膝を真下に向けることが必要です。

 

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アルダマツエンドラアーサナでみる「左右のゆがみ」
「股関節に左右差がある」ということは、当然その上に位置する「骨盤・体幹部にも左右差」が生じます。


私の場合は、左方向の方が背骨を捻じりやすく、右方向だと少し腰部に詰まりを感じ、捻じりにくさを覚えます。「右股関節の内旋(左方向へ引っ張られるゆがみ)」も踏まえると、体幹も「左方向へ引っ張られ」ているように感じます。

 

すなわち、右の体幹が縮み柔軟性が損なわれるということです。右の体幹が縮むので、右肩が下がりやすくなります。脊柱の回旋は、腹筋群(特に内外腹斜筋)と関係しています。

 

さらに、内旋した右の骨盤は外側に開くので、私の場合は、左の骨盤よりも右の骨盤が後ろに開いています。そうすると、必然的に左の骨盤が前に位置し、そのため左の肋骨も前に出てしまっています。

 

プランクでみる「左右のゆがみ」

「無意識に利き手である右手足で体を支えていること」に気が付いてからは、意識的に左手足も踏み込むようにしています。普段から右側に頼って身体を支え、右側に重心が偏っていることを改めて感じました。

 

◻️「左右のゆがみ」を軽減するためには
以前投稿した記事「#40 筋力の左右差」でも「左右差」については触れましたが、特に「筋力」にフォーカスした内容でした。そのため解決法も「筋力が弱い側を優先的に鍛える」といったルールをご紹介しました。今回は「筋力」だけではなく「骨格のゆがみ」についても考えます。

 

上述の通り「骨格がゆがむ→骨格に付着する筋肉を使う強度や頻度に差が生じる→筋肉の大きさに差が現れる→筋力差が出る」というメカニズムであり、その点で双方関連する事項なのですが、どちらに焦点を当てるかでその解決アプローチも変わってきます。

 

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より根本的に解決するなら「骨格のゆがみ」を意識すること。そういった観点で、パーソナルレッスンでは左右のゆがみを可視化し、アドバイスさせていただいています。