#41 私のヨガ勉強法③

 
こんにちは。
ヨガインストラクターのuriです。
 
今回は、ヨガや解剖学を学ぶ上で、参考にしている書籍をご紹介します。

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「ぜんぶわかる筋肉・関節の動きとしくみ事典/成美堂出版」
「ぜんぶわかる筋肉の名前としくみ事典/成美堂出版
 
これらはRYT200の養成時にオススメされた書籍です。当時は養成テキストだけで精一杯でしたが、あらためて一から読み直すことに。これが、とても興味深かったです!
 
まず「ぜんぶわかる筋肉・関節の動きとしくみ事典」。
特に「一歩歩く」という動作の中で、作用する主筋肉が段階に応じて変わるというのは、なるほどなと勉強になりました。

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そして「ぜんぶわかる筋肉の名前としくみ事典」。
どの筋肉がどんな作用で働き、日常生活ではどのような動作か、がとても分かりやすいです。
特に肩甲骨と下肢。どの筋肉が外旋筋か等を知ると、インストラクションの意図が伝えやすくなります。
 
例えば下肢について一例を挙げると、戦士のポーズⅡ。
よく「踏み込む膝とつま先を、まっすぐ同じ方向に」とお伝えしますが、その理由は「この意識があるかないかで、刺激される筋肉が変わってくる」からです。
 
一度ポーズ中に、おしりの大殿筋や梨状筋あたりに手を当ててみてください。もし踏み込んだ膝をがつま先より内側に入ってしまっていたら、そこから外旋させ、つま先とまっすぐ同じ方向にセットしてみます。
 
するとゆるんでいた(刺激されていなかった)おしりの筋肉が、きゅっと引き締まるのが感じられるかと思います。
 
戦士のポーズⅡにおける踏み込む動作は、「屈曲・外転・外旋」。そして「大殿筋」や「梨状筋」は、まさに股関節の「外転・外旋」作用をもちます。
 
より深く踏み込み、太ももと床が平行になるところを目指し(=屈曲を最大化)、さらに膝の向きをつま先にそろえ(=外転・外旋を最大化す)ることで、外転・外旋の作用筋である大殿筋・梨状筋も、より強く活性化されてくると考えます。

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膝が内側に入っている時は、「外転・外旋」が最大限に作用しきれておらず、やや内旋・内転も作用してしまいます。
 
こんな少しの知識と意識をもつだけでも、得られる効果が変わってしまうんですね。