#37 寝姿勢
こんにちは。
ヨガインストラクターのuriです。
ヨガインストラクターのuriです。
今回のテーマは「寝姿勢」です。
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◻️睡眠と姿勢の密接な関係
「仰向けだと、何だか落ち着かない」「何かを抱くと眠れるんだけど」・・・などなど。寝姿勢のクセがある方は、身体の歪みが原因である可能性が考えられます。
寝姿勢が悪いと、疲労の回復や次の日の体調に影響を及ぼします。何にも邪魔されずに休むことができる睡眠中に、適切な寝姿勢で身体の歪みを改善しましょう!
日中は仕事や家事など正しい姿勢を維持し続けることが難しく、こうした姿勢を続けていると肩や首の筋肉は緊張状態となり、骨盤や姿勢の歪みとなって現れます。
理想的な寝姿勢とは、立っているときの姿勢と同じ状態。
まず、仰向けになり後頭部、肩甲骨、お尻、かかとの4点がついている事を確かめてみましょう。どこかがついていないようであれば、背骨のS字カーブが崩れている証拠です。また、後頭部だけがつかない、後頭部と肩甲骨の両方がつかない方は、ねこ背の可能性大です。
もし「横向きが寝やすいと感じる」「何かを抱かなければ寝られない」場合は、身体を丸くすることで負担を逃している傾向にあります。このパターンの人は、身体の歪みによる反り腰やねこ背、過度な腰の緊張状態、枕の高さが合っていないがために、呼吸が浅くなるなどの原因が考えられます。
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「反り腰」の方が仰向けで寝ると背中が反って腰に負担がかかり、腰痛を引き起こします。対処法としては、膝の下にタオルを丸めた物を入れることで、反りの角度を緩和することができます。こうすることで、横向きでしか眠れない人も仰向けで眠ることができます。
◻️歪んだ背骨をリセットしてくれる「寝返り」
横向きになり、鏡で見たときにおでこ、顎、身体が一直線になっていることを確認してみましょう。その状態で大きな力を使わず、左右にコロコロと転がることができればOKです。
人間は寝返りにより骨格のズレを調整しているため、仰向けでも横向きでもスムーズに寝返りを打てるかどうかが大切なポイントになります。寝返りの打てない状態では、身体の同じ箇所に絶えず圧力がかかっているので、血行が悪くなり、身体の痛みや体調不良につながります。
◻️質の高い睡眠のために必要な要素
「副交感神経を優位にすること」
深く眠るためには、日中に活発だった交感神経をオフにして、副交感神経を優位にする必要があります。夜中にトイレに起きるのは、実は交感神経のスイッチが切れていないせいで、腎臓や膀胱が働き、「トイレに行け」という指令が出ていることも要因の一つです。
「深部体温を下げること」
深部体温は内臓など体の中の体温のこと。朝目覚める頃から上昇を始め、昼間は高いまま、夜にかけて下降します。深部体温が下がると眠くなる仕組みが体にはあり、入眠時には手足から熱を放散して深部体温を下げています。
体を圧迫せず、血行にも良い基本の姿勢は「あおむけの大の字」。広い面で体重を支え、手足を広げているので、体に熱がこもりにくくなります。
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シャバーサナでも脇の下に「オレンジ一個分」のスペースをあけるのは、体の熱を逃がしやすくするためなのかもしれません。ただ体を冷やしすぎるのはよくないので、ブランケットも必須ですね。
睡眠の質を上げることは=生活の質を上げることを意味します。その日の骨格の乱れはその日のうちに正すことができたら理想的ですね!